再び朝晩しか出番がなくなった8637Fを抑えてきました。
このトンネル飛び出しを撮ろう撮ろうと思っていましたが、なかなか思うように撮影機会を作ることが出来ず、ここまで引っ張ってしまいました。
もう12月。東急公式の言うところの「定期運行終了」まで1か月を切ってきました。いよいよ8500系が東急線から消えるのかと思うと、寂しい気持ちがありますが、よくもまぁここまで第一線で走ってきたなとも思います。
夏の間なんかは終日運用に就いていた8637Fですが、東武線のデジタル無線使用開始に伴い東武線に入ることが出来なくなりました。こうなると昔でいうところの”サークルK”なわけですが、そのステッカーを貼ることなく運用に就いています。
中央林間から押上までしか走れなくなった8637Fですが、この日の運用は長津田を出庫し押上まで行ってそのまま長津田に戻ってくるだけという運用。この写真はその長津田へ戻っていく途中の様子を捉えたものになります。
こんなに通信ケーブルの影が、顔に落ちるとなると失敗写真ともいえますが、こうして陽を浴びて走るのもあと僅かとなれば、こういう姿も貴重なもの。
私以外にも数名の撮影者に見送られながら、8637Fは長津田へ向けて去っていきました。
生まれたころから知る車両がずっと同じ路線を走っているというのは、実に偉大な事だと思います。
仕事も家庭も予定が目白押しな12月。チャンスは限りなく少ないですが、もう一度その姿を収めたいものです。