そもそも私にローカル線の魅力を教えてくれたのは大糸線でした。
まだ寝台特急北陸号や急行能登号が走っていた頃、急行能登への最後の乗車とこれまた終焉を迎えていた大糸線のキハ52に乗ろうと友人と糸魚川に向かいました。
当時はローカル線に関しての知識もなく、今ほど興味もありませんでした。ただ一時代を築いた国鉄型を体験しておこうという気持ちでいました。
乗ってみて、周りの風景を見て、こんな原風景の中で走ってるのか!と感動し、ぜひ撮りたいと思って本数少ない大糸線ですが、なんとか3カットほど撮りました。
道中、ダイヤが乱れて帰りが危うくなったり、忘れ物未遂して一本特急乗れなかったりと、トホホな旅でしたが今ではいい思い出です。
今はキハ120が走っていますが、この風景が変わらない限り魅力ある路線であり続けると思います。