久しぶりに川井駅を対岸から撮ってみました。
撮影地:JR青梅線/川井〜御嶽
なんとなくこのお山の中に家々があるこの風景が好きで、今回の回送スジはここで撮ろうと決めていました。そこで鳩ノ巣で撮影した後、古里での停車時間を使って先回りしこの場所で構図を作ることにしました。
この場所、好きではあるのですが、毎回どこまで構図に入れるか苦労する場所。もう少し左に振ると川井駅の駅舎が入ってくるのですが、そうすると画面左下の更地にゴミが散乱しているのがかなり目立ってしまいアウト。かと思って右に振ると駅より高い位置にある特徴的な家々が画面左に寄ってしまい、印象が薄れてしまいます。立ち位置も何度も見直してようやくこの場所に落ち着き、露出を決めて・・とやっていたらもう華がやってきてしまいました。
構図はこれでいいかと思っていましたが、確信を得るためには1本は練習したいところですが、そのタイミングではこの構図になっておらず、結局本番一発勝負になってしまいました。自分の予定では駅の端に生えている木にかかる前で捉えるつもりでしたが、結果としては過ぎ去ったところがベストでした。狙いが外れているのでイマイチな感じですが、過ぎ去ったところまで切っていたのが結果オーライとなってホッとしました。
しかしこの奥多摩は自然が多いからか日が経つと風景が微妙に変わってしまいます。思えばそれが理由で構図を作るのが難しかったのかもしれません。
鉄道写真だからとはいえここでは自然との勝負もあり。その場その場が大事になりますね。