Digital Geographic

鉄道写真をメインに興味のあることについてつらつらと…

帰ってきたお座敷列車(その2)

奥多摩から回送で折り返してきたところをここで捉えました。

回9854M

撮影地:JR青梅線/奥多摩〜白丸

 御嶽で撮影した後、追っかけで白丸駅へ向かいました。ただ撮りたかった構図の立ち位置には先客がいたのと、リカバリーの構図作りにも時間がなく思うように撮影出来ませんでした。

この白丸に来た本当の理由は、折り返してくる華をトンネル進入シーンで撮りたかったからでした。つまり最初からこれが狙いで、下りの客扱い列車は御嶽から向かう時間のことも考えると、撮れたらいいなくらいでした。

鉄道写真の世界は「先客優先」というのが強く、先客がいるとその方の邪魔にならないようにするというのが、暗黙のルールとしてあるように感じます。それに倣い、下り列車を前から撮る人が多い訳なので、それが終わったらすぐトンネル飛び出しのシーンに移動すれば1番乗りになれるかと考えたのです。

少しズルい気もしますが、こうでもしないと思う画は撮れないと思ったのです。

この時白丸に来ていた他の撮影者は上り電車で移動したり、上りに向けた構図を探していたりしていました。ある意味こんなに必死になっていたのは私だけかもしれません。ただそれだけこの画はどうしても撮りたかったのです。

それだけ気合を入れたカットだけに、このように撮れて大満足でした。先の下りの失敗を払拭した気持ちになるくらいでした。

時には心を鬼にして場所取りをしなければならない時もあるものですが、基本はまったりと撮影したいところ。

緩急折り混ぜながらこれからもアドベンチャーラインの撮影を楽しんでいきたいと思います。

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